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ゲノムの解析は「私」の世界をどうかえるのか

ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか? 生命科学のテクノロジーによって生まれうる未来

ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか? 生命科学のテクノロジーによって生まれうる未来


最近、科学の力がスゴイなと驚かされることが多くなった気がする。IPS細胞にはじまり、科学によって不可能が可能へ向かっていく場面が増えた。私たちは、科学の力によって便利さを手にいれ、より創造的な未来へ近づくことができるのだ。

宇宙とは無限に感じられ、不思議な空間であり、人を惹きつける魅力が詰まっている。宇宙のマクロコスモスに対し、人間はミクロコスモスと例えられる。宇宙にも負けず、人間も解明されていない部分は少なくない。そんな未知な部分を解き明かそうとしていく一人が、著者である高橋祥子である。彼女は、A T G C のアルファベットに並んだ記号で作られるゲノム解析によるテクノロジーで未来を創ろうとしている。

ゲノムというのは、ひとり一人の外見や体質のわずかな違いを生み出す情報である。遺伝子解析に関するテクノロジーを追求すべく、彼女は、大学で研究するよりもさらにスピーディに取り組むために会社を作った。それがジーンクエストである。自分は遺伝によってどんな病気になりやすいか、どういう体質なのか知ることでライフクオリティーを高めることで世の中へ繋げることを目標に頑張っているようだ。

テクノロジーの進化によって、我々はより快適に生活することができることは間違いないだろう。これから、よりテクノロジーの進化によってSFの世界が現実になるのが当たり前となっていくだろう。そんなSF世界が当たり前となる第一段階として、この本を読み、他に優れた技術に興味をもって面白い世界を作る一員となって欲しいと思うし、自分もそうなりたい。

それでは。はい、さよならー。