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読書の価値

読書の価値 (NHK出版新書 547)

読書の価値 (NHK出版新書 547)


読書の価値。小説の世界にどっぷり浸たる。ビジネス書で仕事の質をあげる。ただ単に知らない世界を知る。様々な意味合いで本を楽しむことができる。私の場合は、最後にあげた未知の世界への好奇心につきる。自分と掛け離れた分野に触れることで、まだまだ知らない世界があるんだと思うとワクワクする。

著者にとっての読書とは、未知なる世界へ触れることであった。しかし、著者の場合は、少し独特なものであるので紹介していきたい。著者は、遠視のため私たちが普段、本を読む距離ではピントが合わないため少し遠めから眺めるように読まなければならなかった。また、読むのに時間がかかるため非常に大変であった。そんな彼が良く読んでいたのが、工学専門書や海外の小説であった。特に海外の小説は日本のものより状況設定などしっかり作り込まれていたので、好んだ作者のシリーズを読み漁ったそうだ。

そんな彼が、読書において大切なことは 自分で選ぶことだという。巷では、新聞やテレビでおすすめ本が紹介されているが、絶対に自分の選んだものしか読まないそうだ。自分で選んで本を買うなり借りた時点で大きな価値があるという。確かに、自分が選んで買うまでには、それまで経験してきた考えなどを整理し、今なにを自分が欲しているのか感じた結果、本を手にするのだ。個人的には、面白い本が読めればなんの問題もないので私はよく活用させてもらっている。

そして、実際に本を読む時にも大切なことは、本の考えを受け入れながらも、自分の考えをめぐらせながら本を読むことだそうだ。速読のように読むのではなく、熟読し考えながら読むことで血となり肉となるのである。
これまでに紹介したのは、著者の一つの考えなので参考にする点があれば、吸収して読んでいただくと変わった読み方ができるのではないだろうか。

はい、さよならー。